防災

江東区潮見のマンション防災:在宅避難のために家の中で備えておくもの

東京・江東区潮見はマンション暮らしの多い街。建物が無事でも停電や断水、エレベーター停止で暮らしにくくなることがあります。江東区と東京都の公式情報から、在宅避難のために家の中で備えておくものを整理しました。

江東区潮見のマンションで地震に備えるなら、結論は「家にとどまれる状態をつくっておくこと」です。具体的には、水と食料を最低3日分、できれば1週間分。携帯トイレ。家具の固定。この3つがそろっていると、建物が無事だったときに自宅で過ごす選択肢が現実的になります。

江東区の公式ページでは、区内に共同住宅で暮らす人が多いこと、そして耐震基準を満たしたマンションで被害が軽微な場合は在宅避難ができることが案内されています。一方で、過去の大きな災害では、建物そのものに被害がなくても、停電で上下水道が使えなくなったりエレベーターが止まったりして、自宅での生活が難しくなった例があったとされています。建物が無事なだけでは足りず、「家の中の備え」が暮らしを支えるということです(以下、掲載時点の公式情報にもとづきます)。

在宅避難は「建物が無事なら家にいる」という選択

潮見の避難所や避難場所の考え方は潮見の避難場所はどこ?にまとめましたが、避難所は「家にいられない人」のための場所です。自宅が倒壊や火災、浸水の危険のない状態であれば、住み慣れた家で過ごすほうが体も気持ちも休まりやすくなります。

そのために、区は各家庭の備えとマンション全体の備えの両方が大切だとしています。マンション全体の取り組みは管理組合の話になりますが、各家庭の備えは今日から自分で進められます。

水と食料は「3日分」を基本に「1週間分」を目標に

江東区の「非常用品の用意」のページで案内されている目安は次のとおりです。

備えるもの区が示す目安
飲料水大人1人あたり1日3リットル×3日分=9リットルが最低の目安。できれば1週間分
生活用水洗濯や体を拭く水として、浴槽に水をためておく
食料最低3日分、できれば1週間分
燃料カセットコンロ、予備のボンベ、固形燃料、マッチやライター

食料は、アルファ化米、フリーズドライ食品、缶詰、レトルト食品、クラッカーのようにそのまま食べられるもの、調味料などが例に挙がっています。賞味期限をときどき確認して入れ替えることも添えられています。

ふだん食べているものを少し多めに買い、古いものから使って買い足していく形にすると、特別な「防災食」をそろえなくても備蓄が回り始めます。潮見の島の中と駅まわりの買い物先は潮見駅周辺の買い物事情まとめで整理しているので、いつもの買い物動線の中で少しずつ増やしていくのが続けやすい方法です。

マンションでは「トイレを流さない」を覚えておく

マンションの在宅避難でいちばん見落とされやすいのがトイレです。東京都防災ホームページのマンション防災のページでは、排水管が傷んでいることに気づかずにトイレを使うと、下の階で汚水があふれるおそれがあると案内されており、携帯トイレを使うことがすすめられています。

建物の点検で排水できると確認されるまでは、自宅の便器に携帯トイレをかぶせて使う。これを家族全員で共有しておくだけでも、地震のあとの動き方が変わります。

江東区の非常用品の例にも携帯トイレとトイレットペーパーが入っています。あわせて用意しておきたいのは次のようなものです。

  • 携帯トイレ(家族の人数と日数を考えて多めに)
  • 使ったあとのごみを入れるふたつきの容器や厚手の袋
  • 懐中電灯と予備の電池(夜のトイレや廊下用)
  • 携帯ラジオ、救急用品、マスク、軍手

家具の固定と「エレベーターが止まる前提」

在宅避難ができるかどうかは、揺れのあとに部屋が使える状態かどうかにもかかっています。江東区は集合住宅の課題として、高い階ほど揺れが大きくなりやすいことやエレベーターの停止を挙げており、東京都も家具の配置や転倒防止をマンション防災のテーマにしています。

  • 背の高い家具は固定し、寝る場所や出入り口の近くには置かない
  • エレベーターが止まると階段での上り下りになるので、水などの重いものは地震の前から家に置いておく
  • 停電に備えて、スマートフォンの充電手段を用意しておく

区は「集合住宅防災ガイドブック」を防災センター、区役所2階のこうとう情報ステーション、各出張所・図書館で配布していると案内しています。潮見から行きやすい図書館は潮見から一番近い図書館・区民施設で紹介しているので、本を借りるついでに受け取ってくるのも一つの方法です。

まとめ:今週末にできること

  • 家族の人数×3日分の水と食料があるか数えてみる。足りなければ、いつもの買い物で少しずつ足す
  • 携帯トイレを用意し、「点検が済むまではトイレを流さない」を家族で共有する
  • 背の高い家具の固定と、寝室まわりの配置を見直す
  • 区の「集合住宅防災ガイドブック」を手元に置き、管理組合の取り組みも一度確認する

※本記事の目安・配布場所は、掲載時点の江東区公式サイトおよび東京都防災ホームページの案内にもとづく情報です。内容は変わることがあるため、公式ページもあわせてご確認ください。