潮見から木場公園まで歩く:江東区・橋を渡って23万平方メートルの森へ
東京・江東区潮見から都立木場公園までを歩く道のりガイド。暁橋・八枝橋から枝川を抜けるルート、公園の広さと園内施設、歩く時間の目安を、潮見に暮らす目線でまとめました。
潮見から歩いて行ける本格的な公園を1つだけ挙げるなら、都立木場公園です。結論から言うと、潮見駅から徒歩でおよそ40分前後。橋を1本渡って枝川を抜け、三ツ目通りを北へ進むと、23万平方メートルを超える緑地にたどり着きます。
潮見の中は運河と倉庫と住宅の街で、まとまった林の中を歩く感覚はなかなか得られません。その「足りない部分」を、歩ける距離で埋めてくれるのが木場公園です。
木場公園はどれくらい大きいのか
東京都公園協会の公園紹介ページによると、木場公園の概要は次のとおりです(掲載時点の情報です)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 江東区木場四・五丁目、平野四丁目、三好四丁目、東陽六丁目 |
| 開園年月日 | 平成4年(1992年)6月1日 |
| 面積 | 238,711.13平方メートル(平成27年7月1日現在) |
| 開園時間 | 常時開園(各施設は年末年始休業) |
| 入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
面積が23万平方メートルというのは、感覚的には「端から端まで歩くだけで20分かかる」規模です。園内は葛西橋通りと仙台堀川によって南・中・北の3地区に分かれていて、それをつないでいるのが木場公園大橋。全長250メートル、主塔の高さ60メートルの斜張橋だと紹介されています。
橋の上からの見晴らしは、潮見の橋めぐりで味わえる運河の景色とはまったく別物です。水面ではなく、公園の樹冠を見下ろす形になります。
潮見からの歩き方
潮見は四方を運河に囲まれているので、どこへ向かうにもまず橋を渡ります。木場方面へは東側に抜けるのが基本形です。
- 潮見駅を出て東へ。暁橋または八枝橋で東雲北運河を渡り、枝川三丁目へ
- 枝川の街並みを抜けて北上し、三ツ目通りに合流する
- 東陽町方面へ向かう流れのまま北へ進むと、木場公園の南地区に出る
地図上の道のりでおおよそ3キロ前後、歩くペースにもよりますが40分前後を見ておくと余裕があります。信号と橋の上り下りがある分、平坦な道の同じ距離よりは少し時間がかかります。
自転車なら15分ほどの距離感で、こちらの感覚は潮見は自転車が効く街にまとめました。荷物が多い日や暑い時期は、素直に自転車のほうが快適です。
園内で行き先を決めておくと迷わない
広い公園なので、「とりあえず行く」よりも目的地を1つ決めてから歩き出したほうが満足度が上がります。園内にある主な施設は次のとおりです。
- 木場公園大橋(南・中・北地区をつなぐ斜張橋)
- 都市緑化植物園
- 木場ミドリアム(休館日は毎週月曜日・祝日の場合は翌日、および年末年始)
- ドッグラン(南側のふれあい広場の南端、広さ2,040平方メートル。小型犬エリアと中・大型犬エリアの2区画)
- バーベキュー広場
- テニスコート(6面)
- 東京都現代美術館
犬と暮らしている人にとっては、ドッグランの存在がそのまま歩く理由になります。2,040平方メートルが小型犬と中・大型犬で分かれているので、体格差を気にせず使える設計です。
美術館まで含めると、公園というより1日過ごせる文化施設の集合体に近い場所です。歩いて行って、館内をひとまわりして、帰りは東陽町か木場から地下鉄で戻る、という組み立てもできます。
木場という土地の背景
木場公園がこれだけ広いのには理由があります。木場は江戸から昭和にかけて材木を供給し「材木のまち」として栄えた土地で、昭和44年に江東再開発構想のなかの防災拠点の一つと位置づけられました。木材関連業者が新木場へ移転したのを機に、水と緑の森林公園として整備された——という経緯が公園の紹介で語られています。
潮見から歩いて向かう先が、かつての木材の街の跡地であること。そして潮見自身も埋立でつくられた土地であること。この2つを重ねると、江東区南部の地形が人の手で組み替えられてきた歴史が見えてきます。潮見の成り立ちは潮見という地名の由来と「蟻の町」の歴史に書きました。
歩くなら朝か夕方
片道40分前後という距離は、往復すると1時間半近い運動量になります。休日の午前中に出て、公園でひと休みして戻ってくると、ちょうど半日の使い方になります。
潮見にいると、緑の中を長く歩く機会は意識してつくらないと生まれません。木場公園は、その機会を歩いて取りに行ける場所にある——それだけで、潮見に住む価値のひとつに数えていいと思っています。
※公園の面積・施設・休館日は東京都公園協会の掲載時点の情報です。所要時間は地図上の道のりからの目安で、歩くペースや経路により変わります。